いつも、あたしに意地悪するくせに。
こういうときだけ、優しくしちゃって。
「オラ、分かったらさっさとヒントでも貰ってこい」
「少しでも手掛かりが掴めるといいね」
―――どうしてこの二人は、こうなんだろう。
「ふぉっふぉっふぉっ、良い仲間じゃな、娘さんや」
長老の言葉に、あたしは何も言えなかった。
その通りだけど、悔しくて。
「…二人も、一緒にいてよ」
口をついて出た言葉に、エルとアスティは目を見張った。
悔しいけど…あたしにはやっぱり、この二人が必要なんだ。
「ほ…ほら!あたしだけじゃ、理解できない単語とかあるかもしれないし!」
急に恥ずかしくなって、誤魔化すようにそう付け加える。
でもやっぱり、二人にはお見通しみたいで。
「素直じゃねぇなあ、アホ」
「エルほどじゃないけどねー。リオ、顔真っ赤だよ」
「う、ううううるさーいッ!」
悔しいから、この言葉は飲み込んでおこう。
―――――ありがとう。


