秘宝って、大切な宝物ってことだよね?
「代々、姫となる小人へ受け継がれる髪飾りは、我々になくてはならない存在じゃ」
「…姫?」
アスティの言葉に、長老はちらりとサムエットさんに顔を向ける。
「現在、サムエットの娘が姫なのじゃ」
サムエットさんはバツが悪そうに、視線を床に落とした。
「…あの子は、もうダメです。力を使いたがらない」
「サムエットや、そう諦めるでない。髪飾りが戻ってきたし…この方たちが、協力してくれる」
そこで長老は、あたしたちを見た。
「…お主らに、頼み事があると言ったのはこのことじゃ」
「ちょ、ちょっと待って!」
あたしは慌ててそう言うと、長老に訴える。
「よく話が分かんないんだけど!つまりどういうこと!?」
「ぬ?分からぬか?」
「分かんないよね!? 二人共っ」
エルとアスティに同意を求めると、
「え?大体分かったよ?」
「お前の脳みそ大丈夫か」
…見事に否定されました。
今の会話の流れで理解できるなんて…二人の頭はどうなってんのよ!


