「そんなことはないよ」 「え?」 「沙織は強いんだから、 いいじゃん。 俺なんて誰一人として 味方がいないんだから。 家族以外にね」 と俺は言った。 「だから俺は、沙織を守っていくことにする。 もちろん友達としてな」