彼は息を飲むほど、綺麗で淫ら。 白い肌、赤い唇に痩せ型の身体は無駄の無いフォルム。 彼を見てるだけで。 シャッターを切る様に時々、心臓が止まるんだ。 「ファインダー越しの美しい彼」 撮影スタジオでは、モデルはひなたでカメラマンは影になる。 ストロボの光が走る度にポージングと表情を切り替えるモデルはひなたに咲く花。 シャッター一つ一つに思いを込め、その一瞬でモデルの一番のファンになるカメラマンは日陰の蝸牛だ。