「真美、一番嫌いなのってなに?」


振り返った真美は、小さな声で


「笑わない……?」


俺はもちろん


「笑わない」


そう答えた。


「…おばけ…」


――――は?


「だからっ////おばけが嫌いなの!!!!!」


…ほほう。
じゃぁ


「1人で寝てたら…でるんじゃない?アレが…」


みるみる青ざめていく真美。


「俺の部屋にいたら少しは大丈夫なんじゃね?」