**拓真サイド** メールをしてから 少したってノックの音が聞こえた。 彼女を部屋に入れ、本当は作れるはずの料理を、嘘をついて作ってもらっている。 理由は…真美と一緒にいたいから。 キッチンに立っている姿を見て 「やべ…かわぃ」 小さく呟いた。 一目惚れってスゴいな…なんて考えていると 「拓真君?」 目の前には、彼女の顔のドアップがあった。