こういう時って本当に時間進むの早いなぁ。


ひろが病院に行くまであと1時間くらい。


もう会えなくなる訳ぢゃないのに
すごく寂しく。
私はただ涙をこらえるのに必死だった。





ひろが口を開く。


「ぢゃあ行こかな…」


「うん。」


私は思わず弱音をひろに吐いてしまった。


「ひろはまた元気に帰ってくるよね…?」


ひろは笑って言った。

「馬鹿じゃねーの(笑)当たり前だろ!」



これが初めてひろにつかれる嘘になる。