恋人とはなんだったのだろう。 友達とは、家族とは 一体なんだったのだろうか。 あたしの生きる"ココ"は 全てが曖昧に通りすぎる。 意識しなければ見過ごしてしまう。愛だとかなんだとか。 ココには、本物に見せかけた偽物が多すぎる。 気付いていたのだろうか。 気付かずにいれば、幸せだったのだろうか。 吐き出した煙は、型になど嵌まらず。さっきまでそこにいたはずのタカヒロの姿はすっかりと消えてしまっていた。 七月。 何度目かの、夏が すぐそこまで迫っている。