「あぁっと、
あ、あのさ...」


「ん?なに?」


「今日一緒に帰らない?」


「...。」


あれ、
嫌だったかな...。



「ぶっ!!」


「?!!!」


突然吹き出されて
びっくりする。


「家、逆方向じゃない??!」


あぁーーーー!!!!
そうだった。
方向完璧に逆...。
完璧バカじゃん。自分。


「ま、いいよ。
いろんな所
寄り道して帰ろうか。」


「いいの?」


「あぁ。」


「仕事は?」


「今日ぐらい平気。」


「本当?!!」


「あぁ。」


よっしゃー!!
言ったかいがあった!


長谷川くんは少し微笑んでた。
サトちゃんにOK サインをだすと
パチパチしてくれた。


でも、
笑われたのは
ちょっと恥ずかしかった。