「ふっ、……あはは、はははっ。ここにいたんですか。ここだったんですね、やっと、やっと……あなたに会えた」 そう言ってイグニスは大きな衣ごと彼を抱きすくめた。 「何でそんなに無防備なんだ。俺にだってオマエを殺すくらい、わけないんだぞ。空飛べるし」