二人の儀式は見事に失敗した。 互いを認め合い、心を合わせて築く世界は、ここにはなかった。 正午、イグニスは苦悩していた。 自分はまたあのときのように、彼を死地に向かわせ、苦しめるのではないか、と悩んでいた最中。