イグニスは水盤の縁に両手を置き、覗き込んだ。 「……」 何も見えない。 「私はあなたを『使役』する立場、なんでしょうから、言うことを聞いてもらいますよ」 「一応、な」 「一応、ですね。念書を書いて頂きましょうか。あなたの行動一切を私の指示の元、行うようにと」