命の花


「今更なのはわかっています。ただ、生前、お話ししたかったことが山ほどありました。死んだらチャラ、なんて事では気が済まない」

「だから! 俺はもう人間止めてからこっち、人間界のことは疎くなる一方で……」

「では、私の事も……?」

「いやァ、わっ、忘れてはいないけどさ。これでも毎日忙しいっての? とりまぎれてて、ごめんな。迎えにも行ってやれなくて」

「イーグニースさまっ。ダメですよ。彼はここへ来てから一度も雨を降らせられない、実績ゼロの落ちこぼれなんです-」

「きゃーははは!」

 他の精霊達がそういう中で、ロージリールは

「じゃな。そういうことだから」

 くるりと身をかわして天空の庭にたたずんだ。