年下君の甘い誘惑






「どっちが俺の?」




2つの香水を嗅ぎながら、聞いてきた




…………なんでだろう?




「青い瓶のやつだよ?白いのがあたし。」




すると、龍はあたしの言葉を聞くなり不服そうな顔を浮かべる




……………あれ?気に入らなかったのかな?




すると




「俺、白いのがいい。」




龍がキッパリと言い切った




………………え?




「あ、それは……。」



「ダメ?」



「……いや、ダメではないけど。」




ダメではないけど……
心のどこかで、あげたくないと思う自分がいる




「貰っていいの?」



「……あ、やっぱりダメ。」



「どっちだよ。」



「うーん…とね…。」




返事をしぶっているあたしに、しびれを切らしたのか大きくため息をついた




「じゃーいいや。たまに貸して?」



「あ、うん。」



「じゃ、さっそく借りるな。」




そう言って、龍は香水を自分にふりかける




きっと龍、嫌な感じしてるだろうな





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