年下君の甘い誘惑







あたしの横に倒れた坂石雅人を見る



坂石雅人は苦しそうに息をしていた



「ちょっと…大丈夫?」



坂石雅人の肩をゆすると、うっすら目を開ける



「……大丈夫?」


「……未来先輩。」



坂石雅人はあたしの手を握って、悲しそうな表情をした。



…………手、熱いじゃん
熱あるなら言ってくれればいいのに




「……具合、悪いんでしょ?」


「…………行かない…で……ください。」



あたしの質問には答えず、あたしの手を握ったまま寝てしまった




坂石雅人が何を考えてるのか分からない
あたしはからかわれてるだけ……





なのに、なんでさっき




"行かないでください"




あんな悲しそうな顔したの……?




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