年下君の甘い誘惑






………いったぁ



反射的につぶっていた目をゆっくり開ける






………………やっぱりコイツか




あたしの上に跨がって馬乗りになってる坂石雅人を睨む




さっきまでグラウンドいたのに、なんで保健室にいるのよ





「…………どいて」



「未来先輩どこ行くんですか?」




全て見透かしてるような満面の笑みを浮かべてる坂石雅人にムカついて思い切り叩くが、びくともしない




「……どいてってば!」



どこうとしない坂石雅人を見て、あたしは叩く力を更に強くする



「どいてほしいなら、俺の質問に答えて下さいよ。」




坂石雅人の顔からさっきまでの笑みが消えた。




「早退してまで、どこ行くんですか?」



………さっきの電話聞いてたんだな




「彼氏のとこ。だから早くどいて。」




………早く龍に会いに行かなきゃ




「どきたくないです。」




そう言って、あたしの上からどく様子がない



すると



坂石雅人の顔が近付いてきた



―――またキスされる
そう思った瞬間、坂石雅人はあたしの横に倒れた





……………………え、なに?





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