「あのさ、ごめんね。」
水をゆっくり飲み込むあたしを見て、安部くんが謝る
なんで安部くんが謝るの?
それを聞く前に、安部くんの方から話し出した
「未来ちゃんが泣いたのってさ、僕が話したことが原因でしょ?
普通に考えてあんな話、彼女の未来ちゃんに話すべきじゃなかったなって思ってさ。」
確かに、あの話は聞かない方が良かったかもしれない
だけど
「安部くんのせいじゃないよ。
その話だって、雅人に確認しなきゃ本当か分からないし。噂話かもしれないじゃん。
それに、もし本当だとしたら、いつかは知ることになっただろうし。」
「…未来ちゃん。」
「だから聞いて良かったんだよ。安部くん話してくれてありがとう。」
