あ な た と


「ごめん。ごめん。怖かったな。」

「優夜っ!!」

「どうした?」



優夜が髪をなでてくれる。
少し、落ち着く。



「私のこと嫌いになった?」

「なんで?」

「最近、優夜冷たいし。名前だって全然呼んでくれない。」

「冷たかった?」

「うん。」

「ごめんな…。」



優夜、どうしちゃったんだろ。

今夜はやけに優しいんだね。