―――――――――――― 「えーん。グスッ」 「あゆみちゃんどうしたの?」 「おとこのこたちが、あゆのことチビ、のろまって」 「そんなことないよ!今度からはぼくがあゆみちゃんを守るから」 「ふぇっ、ほ、ほんと?」 「約束する」 ―――――――――――― 真っ直ぐ見つめる瞳は、どんな本のヒーローよりも格好よかった。 今思うと、これが私の初恋の瞬間だったのかな? でも今の晴輝は私の知ってるはるきじゃない…。