俺様彼氏と空手彼女2





俺の意識は、そこで途絶えた。



気付いたとき、全て終わっていた。



大会は、俺の不戦勝で芦野の優勝。



顧問や部活仲間には、逃げ出した卑怯者として冷たい目で見られた。




それ以来俺は、人を信じることをやめた。



一時期は、かつてから親友だった宮川という奴さえも距離を置いた。




こうして、璃依に再会する前の最悪な俺は出来上がったわけだった。  



芦野は、あの大会のすぐあと引っ越してしまったという。


だから俺は、芦野のことはすっかり忘れていた。




だが、去年。


芦野は突然ここに転校してきた。



璃依に興味を持っていたのは、気が付いていた。



だから俺は、芦野には目を光らせていた。



しかし、昨日。



俺がいないことを知ったらしい芦野は、璃依に接触した。




そうして、今に至る。