俺様彼氏と空手彼女2





慎重に、尋ねる。




「気になってんだろ。」




確かに、芦野くんと葵の関係を知りたい。



一体二人に何があったのか、聞きたい。




でもそれで、葵が傷ついた顔をするのは見たくない。




「心配すんな。あんなことを思い出すだけで傷心するような軟弱者じゃねェよ」



くっ、と自嘲気味に笑う葵は熱があっても、決して揺らがない自信と強さにあふれていて。




気が付いたら私は真っ直ぐ葵を見つめて、教えてと言っていた。




「…わかった。」




ゆっくりと話しだす葵。



私はそれを邪魔しないよう、聞きながら葵の手当てを開始した。




「――…俺が初めてあいつと会ったのは、中3ん時だった。」