俺様彼氏と空手彼女2





その途端、顔に一気に熱が広がった。



同時に、心臓がとてつもなく早く鼓動する。






それは、葵の熱い吐息が耳をくすぐるたび。




逞しい腕が、私の身体をよりきつく包み込むたび。





どんどん熱く、そして早くなる。





私よりも葵はだいぶ大きいから、そうして抱き締められたとき



ちょうど葵の胸元が顔のところに来て、余計恥ずかしくなる。




それと反対に、耳元で葵の心臓が早くドキドキいってるときは少し嬉しくもなる。





葵が私に与えてくれるのは、いつもいつもたくさんのもの。






でも、私も葵にそういうもの、あげられてるのかな…―――。









ぎゅっ、と葵のブレザーを握り締める。



するとすぐに、葵もぎゅうって抱き締め返してくれた。




そうしたら、どうしようもなく泣けてきて。




泣いてるのを隠すため、優しくて温かい葵の胸に深く深く顔を埋めた。




















…あ。




鼻水、付けちゃったかも…。