その日、運悪く倉本と私は日直だったため一緒に日誌と鍵を返しにいった。 うぅ…気まずい。 倉本からしたら「どうした?」って感じなんだろうけど。 「あのさ、猪井」 沈黙を破ったのは倉本からだった。 「今日、俺、綾崎に呼び出されたじゃん?」