「そんなことない。猪井は超えらいと思う」 「え?」 「家事もして、弟の面倒もみて、学校にも行って…ホントえらいと思う」 な、なんか倉本に褒められてるし。 「でもたまには息抜きしないとな」 ―トンッ― 私は倉本に背中押された。