皆と一緒

「ゆ、祐兄？」
驚いた。
華ちゃん祐二のこと、そんな風に呼んでいたっけ？

華ちゃんは説明してくれた。
「えっと、和真さんは妹がほしかったらしく、わたしに敬語なしと和兄って呼んでって言われて、和兄だけじゃ恥ずかしいから祐二さんのことも祐兄って呼んでって…」
そういうことか。

「いいんじゃないかな？じゃぁ、俺のことも雅兄って呼んでよ。それと敬語じゃなくていいから。」
半分冗談交じりに言ってみた。

「あ、分かりました。じゃなくって、分かった。」
華ちゃんは顔を少し赤くしていった。

「華子！男にそんな顔をするんじゃない！」
すかさず祐二がつっこむ。

「華ちゃん、祐二のことはスルーしていいから。
あと祐二、華子じゃない。」
俺が言うと、華ちゃんはまた笑った。

「雅兄って、お母さんみたいだね。」

大分、心開いてくれたかな？？










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