皆と一緒

シュッシュッ。

「うにゃぁ～…」
なんて可愛い泣き声だろう。
初めて聞いた人はこう思うかもしれないが、俺はもう1年ぐらい聞いてるから…

「祐二！そんな声出してもだめだぞ！」
声を張り上げる。

「あの～…」
振り向くと華ちゃんがいた。
俺の声で来てしまったのか。

「ごめんね？起きた？」
とりあえず謝る。

「いえ。わたしいつもこのぐらいには起きているので…」
華ちゃんは静かに笑った。

「そっか…」
俺も静かに笑った。

「華子は早起きだなぁ…」
この声はだれだ？
俺でもなければ華ちゃんでもないだろう。

「祐二！起きたのか！」
やっと起きてくれた。

「祐兄！おはよう。」
華ちゃんは笑顔でそう言った。









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