「えっ………

俺、行かないの?」




車のファザードが
カチカチとなる。


車は道路わきにとめられた。





「あぁ。

足手まといになったら


もう取り戻せないんだ。




処理班は時間との戦いだ」




清水は静かにそう言った。




「今回のスケールは
かなりデカイ。


東京は初めてだからな」





「じゃあ、俺は………」










「最終処理を頼む」