車は 長い小道をぬけ、 海岸沿いへでた。 「おい、璃久。飲み物あるか?」 かれこれ 車に乗って2時間は経った。 「あ、これなら」 俺は 運転席の清水に お茶のペットボトルを渡した。 「あと何分くらいで着きそう?」 助手席に座る、 田端が聞いた。 「あと10分。」 「もう疲れたんだけどー」 田端は はー とため息をついた。