『俺は高崎朔だよ。高3。よろしくね、南ちゃん。』


ニコッと微笑んで最初に挨拶した高崎先輩は上奏学園の生徒会長。
誰にでも優しくて本当に王子みたいと学校では言われている。

『俺、高崎煉。お前と同じ高2。よろしくなー!ってまあクラス同じだから初対面じゃないけど』

ニッとわらって挨拶した高崎君は実は同じクラス。私のイメージではいつも女の子を連れてる気がする…要するにチャラい人。
私の一番苦手なタイプ。


『高崎陽……。よろしく…。』
ボーっとしながらいった高崎弟は可愛らしくて年上からとても人気。でも何を考えてるのかイマイチよくわからない。





…とまあこんな感じかな。
とりあえずあまり深く関わらないようにしよう。



『それじゃあ大竹、部屋に案内してあげて。』



『かしこまりました。成瀬様、こちらです。』



『あ…はい!』


私は花蓮さんと三人にお辞儀をしてついて行った。