そしてとうとう俺は、 「彼女じゃねぇって!」 がくっと膝から崩れ落ちる。 …心の中で。 「なーんだ。つまんねーの。」 ニヤニヤしてることから察すると、こいつらはどうやら信じてないらしい。 《彼女じゃないならいいのね》 そう言って写真を見せ物にされてしまった。 口々に言われる彼女の悪口。 頼む…止めちくり… 庇って、自信持って、彼女って言えたらかっこよかったね。 でも俺人間。 自分のが大事なわけ。 「彼女じゃないもん。」