それからフルコース並に料理が運ばれこのところ、食事の量が減ってる麻衣にとってはすぐにお腹がいっぱいになった。

でも、自分のために作ってくれた料理だと思って無理やり口に運んだ

今年の誕生日は1人なんぢゃないかって思ってた

こんな素敵な1日になるなんて

みんなに感謝の気持ちでいっぱいになった



時計に目をやると10時を過ぎていた

「そろそろ、出ようか」

遼子が切りだして店を出ることになった

「今日は本当にありがとう」

「よしてよ。ただ一緒にご飯食べただけでしょ」




別れ際軽く手を振りながら「また明日ね」と言って別れた



近くのコンビニに寄り

水を買いマンションの入口に入ろうとしたその時


トントン


後ろから肩を叩かれて思わず叫びそうになった――――