『旬!!
大丈夫!!!?』
「うわッ。莉央。
な、なんでここにいるんだよ??」
『優から聞いたの。
頭にあたったんだって??。
他にけがしてない??』
心配そうに顔を覗き
込んでくる莉央………。
「何してたんだよ??」
『っえ??』
「だからッ!!
なんでさっきの試合
応援にきてくれなかったの??」
『ごめん……。
飲み物買いに
自販機いったら
先生につかまっちゃって……』
「お前がいないから
試合中なのに
ぼーっとしてまった。」
『っえ……?』
「だからー。
俺はお前好きだから
お前の応援がなきゃ
がんばれないんだよ。」
『……うそッ』
「こんなうそつくかよ……。
だからこれからずーと
俺のそばにいてください。」
そう言い終わった俺は
座った状態で
莉央に抱きつかれた。
困惑している俺の耳元で
「私も旬がすき……。」
おわり
