はぁー最悪!
廊下をとぼとぼ歩いていると。
『おい、歌音!』
ん゛?
『翔太!』
茶色がかかった髪に、
キリッとした目。
あたしの、一番信用できる…男友達。親友?
相談とか悩みは、全部
翔太に言ってる。
ちなみに、翔太。部活サッカー部だよ~!!!
『なんだよ。なに?新しい変顔?』
『ちがうー!!
補習になっちゃったぁ~
。
せっかく準決勝見ようとしたのに…あの
ハゲぴょんがぁ!!』
本当に見たかったのに!
『ふっ。
バカじゃん。』
なっ…!!!
なんですと!
『てか、そんなに見たいなら、
俺、とってあるから
こんど、見に来れば?』
やったぁあぁぁ!!
見れる~
『うん♪行く~行く~!!!ありがとう~』
『ん。わかった!』
『おい!翔太ー』
『あ、わりぃ!今、行く!
』
『じゃあ、友達呼んでるから!』
ぽん。と頭に手をのせて
翔太は、笑って友達の所に向かった。
あたしゎまだ、気がつかなかった。
翔太との、運命がかわっていたことに…

