「ああ。お前がひとりで泣いてる時は何事かと思ったが、そんな事で良かったよ」


「本当にごめんなさい」




子どもたちを寝かしつけたあと、リビングでひとりでお酒を飲む弘さんに謝った。



本当は昨日に謝りたかったけど、混乱していて謝る余裕がなかった。





「もういいから。お前もグラスを持ってきて飲め」


「はい」





あたしはキッチンからグラスを持ってきて弘さんと一緒にお酒を飲み始めた。