BLACK&BLUE〜私の愛するヤクザ〜【続編】

迎えの人間をやると言われたけど、一秒でも早く病院につきたかった。



あたしはタクシーを降りるなり走った。



病院の中だというのに、ヒールの音を響かせながら走った。



ICUの前まで行くとヤジマさんが立っていた。




「ヤジマさんっ」


「もう大丈夫みたいです。意識も完全に戻ってます」


「ほんとですかっ!良かった」