そんな平穏な日が当たり前になってきた頃だった。



子どもたちを寝かせた後、弘さんのシャツにアイロンをかけている時だった。



家の電話がなり響いた。



こんな時間に誰だろう?

もう夜の11時なのに。


弘さんなら携帯にかかってくるはずだろうし。



あたしは誰だろうと思いながら、アイロンを立てて電話に向かった。