BLACK&BLUE〜私の愛するヤクザ〜【続編】

心配したなんてもんじゃないよ。



すごくすごく心配して、身体中が震えて、どうにかなりそうだった。





「組のやつらに無駄な血を流させたくなくてひとりで高城組に向かってる時な、お前の顔が何度も浮かんできた」




やっぱりひとりで高城組に行ったんだ…。





「それが、笑ってる顔じゃなくて泣いてる顔ばっかだった。俺になにかあったらお前がまた泣くだろうなと思ったら、決心が鈍りそうになった」





そんな時でも、あたしの事もちゃんと考えてくれてたんだね。