学校は行ってないらしいと



彩から数時間前に聞かされていた。




それが嘘の情報だと知るのは



もう少し後。




丁寧に巻かれたソフトドレッドの髪を間近で見るのは初めてで



珍し気に手を伸ばしてみる。


内心ドキドキしていたけど



スキンシップのつもり。



「どーしたの?そんな珍しい?」