その日から颯汰郎と急速に距離を縮めて行った。



約束はしてない。

だけど、屋上で会うことが習慣となっていた。


屋上は普段は鍵がかかっているから、普通の生徒は近寄らない。

鍵を管理してるのは、教師と生徒会の人間だけみたいで、
颯汰郎は生徒会の人とも仲が良いらしく、鍵を拝借しても何も言われないとか。



楽しい。

颯汰郎との時間はとても楽しくて心地よい。



だけど、常に胸に小さな違和感を抱えていた。

いつも、いつも。

何故かスッキリしない。


モヤモヤと………気持ち悪い。