「寒ぃー」
りぃ君だ。
「お!理一も来たか」
「んー、なんだみんなもういるのか」
キッチンと部屋の間を隔てるドアが開いているから、ここからでもりぃ君の姿が見えた。
「りぃ君!いらっしゃーい」
ローテーブルの前に座ったまま首だけ振り返って玄関で靴を脱ぐりぃ君に声をかけた。
「……ああ、歌もう勉強してたのか?」
ん?
一瞬、りぃ君が訝しんだような表情を見せた気がした。
でもそれは本当に一瞬で、気のせいだったかもしれない。
なっちゃんはなっちゃんでさっきから一言も喋らないし。
二人ともどうしたんだろう。
「そうだよー、期末もう来週からだからね!」
「じゃあメシ行く前にちょっと見てやるよ」
「ほんと!?お願いしまーす」
やっぱり気のせいかも。
りぃ君はいつも通りだし。……なっちゃんは変だけど。
りぃ君だ。
「お!理一も来たか」
「んー、なんだみんなもういるのか」
キッチンと部屋の間を隔てるドアが開いているから、ここからでもりぃ君の姿が見えた。
「りぃ君!いらっしゃーい」
ローテーブルの前に座ったまま首だけ振り返って玄関で靴を脱ぐりぃ君に声をかけた。
「……ああ、歌もう勉強してたのか?」
ん?
一瞬、りぃ君が訝しんだような表情を見せた気がした。
でもそれは本当に一瞬で、気のせいだったかもしれない。
なっちゃんはなっちゃんでさっきから一言も喋らないし。
二人ともどうしたんだろう。
「そうだよー、期末もう来週からだからね!」
「じゃあメシ行く前にちょっと見てやるよ」
「ほんと!?お願いしまーす」
やっぱり気のせいかも。
りぃ君はいつも通りだし。……なっちゃんは変だけど。