「わたしは…死んでしまうのかしら」 少女は窓を見ながらそう呟く 「……」 無言 「あなたに言ってるの。悪魔さん」 窓を見ていた少女……柚原加奈は 悪魔に語りかける 「……答える義務はない」 悪魔は吐き捨てるようにただそう答えるだけ 「そう……じゃあ…死んだらどうなるの?」 「人しだいだ……」 カオルはもう何度も世界が終わる人間を見てきた