天使とわたし





「ピーポーピーポー」




赤色のサイレンがなり響く





血だらけのマコが救急車に乗せられて行く





見ているだけだった…




ただ驚きの余り…なにもできない…





まさか……マコが?




「つまんないのー…」




後ろを振り向くと小学生くらいの
男の子がいた








ニット帽から白い綺麗な髪が見えた




青い目がこちらを覗く



「……シオン?…」