すると


「すいません、揺れるんで」

と丁寧に謝ってきた。


30代くらいの若い
サラリーマンだった



ふぅ。よかった


痴漢かと思ったよ


てか私が痴漢されるわけ
ないぢゃん


と思った時


またお尻に何かが
当たった。



えっ…!?



ーガタン


ドアが開いたと同時に
何者かに押され、端の方に
寄せられた



逃げようとしたけど
周りは人でいっぱい


身動きがとれなかった