愛を知らない少女


「そういえば、優衣好きな人できた~??」

つぐみがニヤニヤしながら聞いてくる

「うーん、まだできないかなぁ。つぐみは?」

「あたしもできないよ~。だけど友達の恋応援するので精一杯だから、今はいい」

「友達って、メグと…」

「千尋と百花とあたしで4人グループだよ」

「もうそんなにできたの?」

「えっ、普通じゃない。優衣はまだユリカと2人きり?」

「レイって子も合わせて3人になった♪」

「それはよかった」

「んで、周りの友達の恋バナ聞かせてよ」

「言っちゃ駄目だからね」

「うんうん!」

「まず、メグがヒロトのこと好きで」

――は?ヒロト??

「ヒロトって…ヒロト?!」

「うん。あたしも最初あり得ないと思ったけど、入学式の後ファミレス行った時、舞い上がってたじゃない?あの時からだってよ」

メグ…絶対一目惚れタイプだな

「千尋が塾が一緒の他中生で、百花が3組の川崎君って人だったかな」

「えー、なんか皆凄いね。」

「だからあたしは、誰かが挫折した時の為に見守ってるの」

「そっか♪でも恋は突然やって来るから…」

「好きな人出来たら教えてね」

「当たり前じゃん」

「てかレイちゃん?って子、見てみたいなあ」

「教室離れてるから、厳しいかもね」

「酷ーいっ」

「冗談冗談、レイにも話しておくよ。あたしも千尋ちゃんと百花ちゃんに会ってみたーい」