ラブソング

「どうしたもこうしたもないわよ。あんた達、誰かに止められないと歌うの止めないじゃない」


「「「ごもっともで」」」


さすが・・・


「慌てたわよ!!こんな日まで来るとは…」


頭に手を置いてため息をつく社長。


確かにそう思うよな。


「進級そうそう遅刻されたらあたしだって困ンのよ」


でも、まだ一曲しか歌ってない・・・。


「じゃぁ、後一曲だけやらせてくださいよ。」


ユサが社長に頼む。


いつも優等生なユサの頼みだ。


思ったとおり、「ユサの頼みなら」と社長は許してくれた。


社長はユサに絶対的な信頼を置いている。


「んじゃ、新曲。リンはコーラス入れるな。鼻声直せ」


さっきからこもった声で喋っているリンにそう言い捨てた。


すると、りんは一瞬ガビーンて顔になり、口を尖らせた。


「イクには花粉症のつらさなんて一生わかんないな」


「「「(・・・拗ねたな・・・)」」」


と思ったが、


「知りたくもないしー」


と返しておいた。


『カンカンカンカン』


新曲は俺の声から入る曲。