「空雅くん・・・・・ここ、どこ?」

 おそるおそる聞いてみた私。

「あー。夢乃にはまだ言ってなかったな。俺、“夜空華炎”って族の総長やってんの」

「えっ?族?」

「そ。暴走族」

 ウソ・・・・・・。

 知らなかったよ・・・・・・。

「とりあえず、部屋行くぞ」

 空雅くんに連れてこられた部屋は、ソファー、机、冷蔵庫などがおいてある、シンプルな部屋だった」

「あのさ、夢乃。1つ聞いていいか?」

 ソファーに座らされた私は、空雅くんの質問に耳をかたむけた。