「やっぱり?」

「えっ?夢乃、気づいてたの?」

「まさか。空雅くんが音羽と同じこと言ってたから・・・・・・」

 「ふ~ん」と言いながらニヤニヤと私を見る音羽。

「な、何?」

「いや。愛されてるな~って思って♪」

「へ?」

「上田くんのことに気づいたってことは夢乃のこと、しっかり見てるってコトじゃん♪」

 //// 顔が真っ赤になる私。

「まぁ、理香ちゃんのことは気にしないでenjoyしなよ?」

「うん。音羽もね♪」

 キ~ン コ~ン カ~ン コ~ン♪

「鳴ったね。行こ~か」

「うん」

 教室へ戻ると、空雅くんもサボっていたみたいで、ちょうど戻ってきたみたい。

 どこ行ってたんだろ。

 後で聞いてみようかな・・・・・・?