チャララ~ン♪チャララ~ン♪

「もしもし?」

『あっ、夢乃。音羽だけど、今日告った?ちゃんと言えた?』

「うん。ちゃんと伝えたよ」

『よくやった!どう?初カレは♪』

 っ!////

 “初カレ”の言葉に赤くなる私。

『赤くなるのはいーから。んで?キスしたの?』

「・・・・・・たよ・・・・・・」

『え?したの?してないの?』

「だから、したんだってばぁ!」

『やったね夢乃!ファーストキス、ど~だった?』

「どうって・・・・・・なんか、すっごく幸せな気分になった」

『だね。あたしもそうだったぁ~!ってかさ、理香ちゃん・・・・・・どうするの?』

「今、それ考えてたんだよね・・・・・・。どうしよう・・・・・・」

『夢乃。とりあえずさ、神谷くんに相談しな。いい?』

「うん。空雅くんに言ってみるよ」

『でもっ、心配ないかもね。ラブラブじゃん!昨日まで“神谷くん”だったのにさ♪』

 ッ!!

『まっ、何があっても、あたしは夢乃のみかただからね?何かあったらすぐ言ってよ?』

「ん。音羽ありがとう」

 ピッ。

 電話を切った私は、そのまま深い眠りについた・・・・・・。