「三番組は、巡察中何も有りませんでした。」
「八番組も、問題無かった。」
「そうか。ご苦労だった。」
それだけ言うと、土方さんはまた、筆をもち書類的なものを書き始めた。
「失礼します。」
それだけ言って出ようとしたとき。
土方さんが、私をみて、
「茶煎れてこい。小姓の仕事だ。」
と一言だけいってまた、書き物を始めてしまった。
納得はいかないが、暇だし仕方がないか。
私は、斎藤さんと一緒に勝手場の方へ歩いていった。
ところで猫はどうしているのだろうか。
斎藤さんの言いつけを守って待っているのだろうか。

