「お母さん。この人たち誰?」 「凛・・・・・ごめんね。」 首を傾げてあの人を見る小さな私に、手を伸ばしてきた人たち。 「お母さん・・こわいよ。」 「ごめんね。ごめん・・・・ごめん」 あの人はごめんしか言わなかった。 私を受け取った人たちは、アタッシュケースに入った沢山のお金をあの人に見せて、渡した。 「凛・・・・・バイバイ。」 あぁそうだ。こうやって私は売られたんだ。 いつもならここで私の夢は終わる。 けど、いつもと違う。 それは、私がもう一人いた。